『入社の辞（にゅうしゃのじ）』

大学を辞して朝日新聞に這入ったら逢う人が皆驚いた顔をして居る。中には何故だと聞くものがある。大決断だと褒めるものがある。大学をやめて新聞屋になる事が左程に不思議な現象とは思わなかった。余が新聞屋として成功するかせぬかは固より疑問である。成功 …

著者	夏目漱石
ジャンル	文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出	「朝日新聞」1907（明治40）年5月3日
文字種別	新字新仮名
読書目安時間	約5分（500文字/分）
朗読目安時間	約7分（300文字/分）

作品に特徴的な語句

仰（おおせ） 奉（たてまつっ） 逆（さかし） 其方（そちら） 馳（かけ） 潜（もぐ） 積（つもり） 尤（もっとも） 其方（そっち） 噛（かじ） 抛（なげう） 就（つい） 夫丈（それだ） 丈（だ） 休（や） 脊中（せなか） 潰（つぶ） 無暗（むやみ） 丁度（ちょうど） 然（しか） 獅噛（しが） 甚（はなは） 頂戴（ちょうだい） 穴籠（あなごも） 米塩（べいえん） 難有（ありがた） 逢（あ） 至極（しごく） 陥（おちい） 酔興（すいきょう） 莫大（ばくだい） 褒（ほ） 貰（もら） 鶯（うぐいす） 辛抱（しんぼう） 迄（まで） 適宜（てきぎ） 這（は） 這入（はい） 固（もと） 下卑（げび） 之（これ） 仕舞（しま） 以（もっ） 何故（なぜ） 余程（よほど） 便宜（べんぎ） 初音（はつね） 到底（とうてい） 勘定（かんじょう） 只（ただ） 吠（ほ） 善（よ） 漸（ようや） 塵（ちり） 夫（それ） 如（ごと） 嬉（うれ） 左程（さほど） 御上（おかみ） 御蔭（おかげ） 成程（なるほど） 所為（せい） 抔（など） 是（これ） 是程（これほど）

題名が同じ作品

入社の辞 （新字旧仮名）／ 芥川竜之介 （著）