“米塩”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
べいえん88.9%
こめしお11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
其代り米塩べいえんの資に窮せぬ位の給料をくれる。食ってさえ行かれれば何を苦しんでザットのイットのを振り廻す必要があろう。やめるとなと云ってもやめて仕舞しまう。
入社の辞 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
その米塩べいえんはもとより親のひたいの汗から出ているのですけれど、それはみな父親の職業を通してされることで、直接に親のつくった米味噌にやしなわれるのでなく
親子の愛の完成 (新字新仮名) / 羽仁もと子(著)
荒屋あばらやトつのこして米塩こめしお買懸かいがかりの云訳いいわけ家主いえぬし亀屋かめやに迷惑がらせ何処どこともなく去りける。
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)