“米国”のいろいろな読み方と例文
旧字:米國
読み方割合
アメリカ41.2%
べいこく35.3%
あっち5.9%
あめりか5.9%
くに5.9%
英国5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いま米国アメリカ晩香波バンクーバーに新しい生涯を開拓しようとして渡航した女史のもとに、彼女のがもたらされたならばどんな感慨にうたれるであろう。
松井須磨子 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
米国べいこくの太平洋艦隊は、今や大西洋艦隊の廻航を待ちてこれに合せんとし、の主力艦は既に布哇ハワイパール湾に集結をりょうしたりとの報あり!」
空襲葬送曲 (新字新仮名) / 海野十三(著)
「よくわからないって、そりゃおかしゅうござんすわね、そんな事お決めなさらずに米国あっちにいらっしゃるって」
或る女:1(前編) (新字新仮名) / 有島武郎(著)
この小栗と申す人は米国あめりかへ洋行した初めで外国奉行を兼ね御勘定奉行で飛鳥とぶとりを落す程の勢い、其の人の娘で、わたくしどもは深い事は心得ませんが、三倉さんのくらで小栗様は討たれ
霧陰伊香保湯煙 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
外国人は矢ツ張り目がえて居りますのネ、ゼームスつて洋琴オルガンを寄附した宣教師さんがネ、米国くにへ帰る時、ぜんの奥様に呉々くれぐれも仰つしやつたさうですよ、山木様は余り悧巧りかうだから
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
米国英国の国事探偵は沢山金を遣ってダージリンへ書面を送りまたこちらからも書面を持って来て貰ったという。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)