“アメリカ”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:あめりか
語句割合
亜米利加91.1%
米国3.3%
亜墨利加1.9%
亞米利加0.9%
0.5%
美国0.5%
亜美利駕0.5%
合衆国0.5%
自国0.5%
阿米利加0.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこで我々は彼をして、妻が亜米利加アメリカへやって来ても決して会わないことを誓うべく余儀なくさせるため、断乎として迫った次第だ。
昨日きのふは大阪商船の山岡氏の社員採用法を書いたが、今日は米国アメリカ大富豪おほかねもちカアネエギイの事務員選択の方法を紹介する。
亜墨利加アメリカ船、薪水しんすい、食糧、石炭、欠乏の品を、日本人にて調ととのへ候だけは給し候為、渡来の儀差し許し候」
わたくし世界せかい漫遊まんゆう目的もくてきをもつて、横濱よこはまみなと出帆ふなでしたのは、すで六年ろくねん以前いぜんことで、はじめ亞米利加アメリカわたり、それから大西洋たいせいよう荒浪あらなみ横斷よこぎつて歐羅巴エウロツパあそび、英吉利イギリス佛蘭西フランス
アメリカの南北ともに雲が断続し、黄道赤道に暑熱は高低する。波の高いところに鯨がおどりあがり、船の到達できぬあたりに鳥は住む。
南半球五万哩 (新字新仮名) / 井上円了(著)
巴南パナマ運河をみて、ゆくゆく墨士州メキシコに吟詠す。アメリカの山々は雲のうちにかくれ、ハワイ島は波のまに浮かんでいた。頭をあげて家郷の近きを感ずるに、まず灯台が目に入ってきたのだ。
南半球五万哩 (新字新仮名) / 井上円了(著)
貴様、何処どこでそんなしゃれた文句を聞きかじって来たんだ。それだから世界第一の大馬鹿者だというんだ。美国アメリカだって箇旧の錫がどうして採鉱されているか位知らんで金を貸すか。
雲南守備兵 (新字新仮名) / 木村荘十(著)
国家は今、如何いかなる犠牲を払っても、多量のすず美国アメリカへ送らなければならないのだ
雲南守備兵 (新字新仮名) / 木村荘十(著)
然るに嘉永のすえ亜美利駕アメリカ人、我に渡来し、はじめて和親貿易の盟約を結び、またそのよしみを英、仏、魯等の諸国に通ぜしより、我が邦の形勢、ついに一変し、世の士君子
慶応義塾の記 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
ジョジアス・カーク——国籍せき合衆国アメリカだが有名なコンゴ荒し——禁獣を狩っては各地へ売る、白領コンゴのお尋ねものの一人だ。
人外魔境:01 有尾人 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
その年の桜を見た後に永らく住み慣れた横浜の家を棄てて、一先づ自国アメリカへ帰ることに決つてゐたH氏の一家だつた。H氏から私は娘のFを、私の友達の家の雛見物に伴れて行つて欲しい、と頼まれた。
熱い風 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
大分後になって、同じような仮説を出した学者が阿米利加アメリカにも前にあったことが分ったが、そんなことは別に問題にする必要はない。