“よね”の漢字の書き方と例文
カタカナ:ヨネ
語句割合
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
狭い屋敷であるから、伊平は裏口からずっと通って、茶の間になっている六畳の縁の前に立つと、御新造ごしんぞうのおよねは透かし視て声をかけた。
西瓜 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
なんぼ狸の胤だからッて人間に生れて来た二人に名を付けずにも置かれぬから、男は伊之吉いのきち女はおよねと名を付ける事になりました。
みちのつよきひとなればむなぐるしさえがたうて、まくら小抱卷こがいまき仮初かりそめにふしたまひしを、小間こまづかひのよねよりほか、えてものあらざりき。
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)