“くげん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
苦患78.0%
苦艱20.9%
苦言1.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
勿論そうなっては、熱い湯も、熱い奴も、却ってその苦患くげんをはッきりさせるばかり、決して以前のようないやちこなげんをみせなかった。
春泥 (新字新仮名) / 久保田万太郎(著)
彼の新なる悔は切にまつはるも、いたづらに凍えて水を得たるにおなじかるこのふたつの者の、相対あひたいして相拯あひすくふ能はざる苦艱くげんを添ふるに過ぎざるをや。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
ああア、そこで新学期の始めに一つ、クラス全体に苦言くげんていしておく。
新学期行進曲 (新字新仮名) / 海野十三(著)