“ぐげん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
具顕50.0%
苦患50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかも両者が、その歳月をもって、自己の上へ具顕ぐげんして来たところの差は、今日——十月半ば——余りにも大きな差を結果していた。
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
何もずるいことをしたってわけじゃなし、お線香代お花代それは払って、ただ余分の心づけがしてやれないってだけのことだけれど、それが不思議に苦患ぐげんだった。気がひけてひけてならなかった。
小説 円朝 (新字新仮名) / 正岡容(著)