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夤
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まつ
ふりがな文庫
“
夤
(
まつ
)” の例文
葛蘿
(
かつら
)
となりて幹に纏ひ
夤
(
まつ
)
はるが如く男性に倚るものなり、男性の一挙一動を以て喜憂となす者なり、男性の愛情の為に左右せらるゝ者なり。
厭世詩家と女性
(新字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
「笑談言っちゃいけねえ。俺あ旅から旅と果なしに渡り歩く体だ、お前なんかに
夤
(
まつ
)
わられてたまるものか。いいじゃねえか、お前も女と生れた仕合せにゃ、誰でもまた食わしてくれらあ。それも気がなきゃ、元の万年屋がとこへ
還
(
けえ
)
るのさ。」
世間師
(新字新仮名)
/
小栗風葉
(著)
夤
部首:⼣
14画
“夤”を含む語句
夤縁
纏夤
估計夤縁
因夤
夤賓閣