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『秋草の顆』
ふりがな文庫
『
秋草の顆
(
あきくさのみ
)
』
寡黙と消極的な態度とは私達一族の者の共通性格と言ってもいいのだ。私は郷家に帰省して、二三日の滞在中、殆んど父母と言葉を交わさずに帰って来ることが少なくなかった。父もまた、田舎からわざわざ私達に会いに出て来ながら、妻の問いに対してほんの二言か …
著者
佐左木俊郎
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「今日の文学」1931(昭和6)年1月号
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約8分(500文字/分)
朗読目安時間
約13分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
対
(
む
)
顆
(
つぶら
)
振
(
ぶ
)
交
(
か
)
峻
(
たかし
)
顆
(
み
)
宜敷
(
よろし
)
噛
(
かじ
)
揺
(
ゆ
)
一言
(
ひとこと
)
伜
(
せがれ
)
面喰
(
めんくら
)
這入
(
はい
)
身体
(
からだ
)
訊
(
き
)
視詰
(
みつ
)
経
(
た
)
真似
(
まね
)
田舎
(
いなか
)
甥
(
おい
)
無暗
(
むやみ
)
棲
(
す
)
呟
(
つぶや
)
伯父
(
おじ
)
性分
(
しょうぶん
)
何方
(
どちら
)
屹度
(
きっと
)
傍
(
そば
)
寂
(
さび
)
傲慢
(
ごうまん
)
姪
(
めい
)
吃
(
ども
)
唸
(
うな
)
唖
(
おし
)
咽喉
(
のど
)
咄嗟
(
とっさ
)