“視詰”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みつ96.6%
みつめ3.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その恋しさに身をらしながら、自分の運命を他人にゆだねて、時計の針を視詰みつめているということは、考えて見てもたまらないことです。
痴人の愛 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
併し、貞子はどうしたのか立っては行かないので、私は仕方なく又立って行ってその扉をあけた。そして私はすぐに峻の靴先を視詰みつめていた。
秋草の顆 (新字新仮名) / 佐左木俊郎(著)
私は狼狽あわてて壁を視詰みつめ
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)