見継みつ)” の例文
旧字:見繼
見継みついで上げますから、小兼に話して手紙の一本もよこしなさればすぐに出て来て話相手にも成りましょうから、お心置なく小兼にまで一寸ちょっと言伝ことづてをなさるよう
われわれの働くときに、われわれの後楯うしろだてになりまして、われわれの心を十分にわかった人がわれわれを見継みついでくれるということは、われわれの目下の必要でございます。
後世への最大遺物 (新字新仮名) / 内村鑑三(著)
うしたらかろうと思案の側から、女房が関口屋の旦那は御親切のお方ゆえ、泣附いてお話をしたらお見継みつぎくださる事もあろうとの勧めに任せ参りましたが
夫婦には土手下へ世帯しょたいを持たせ、女房は此方こちらへ手伝い働き女として置いて、わずかな給金で亭主を見継みついでいるとかの話を聞いて、伴藏は金さえ有れば何うにもなると、其の日は幾許いくらか金を与え
とうとううなったが、兄さんが固くっておうち不首尾かぶって居るうち、兼ちゃんが独りで見継みついで居るなあんて、本当に女の子に可愛がられて遊んで居るなどは世の中に余り類が有りませんぜ、え、鰻