“目詰”の読み方と例文
読み方割合
みつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
呆気あっけに取られて目も放さないで目詰みつめて居ると、雪にもまがうなじさしつけ、くツきりしたまげの根を見せると、白粉おしろいかおりくしの歯も透通すきとおつて
処方秘箋 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
されど深長なる意味ありて存するごとく、満身の気をまなこにこめて、その瞳をも動かさで、じっと人を目詰みつむれば他をして身の毛をよだたすことある、その時と同一おなじ容体ありさまにて、目まじろぎもせで
化銀杏 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)