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瞻詰
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みつ
ふりがな文庫
“
瞻詰
(
みつ
)” の例文
貞之進はじっとその男の顔を
瞻詰
(
みつ
)
めて、しきりに唇を顫わしていたが、
大喝
(
たいかつ
)
一声
(
いっせい
)
、何ッと言放した音の鋭かったことは、それまでに顕われた貞之進の性行を
油地獄
(新字新仮名)
/
斎藤緑雨
(著)
まだ何か鍋の
中
(
うち
)
に残って居るように、貞之進は手を膝に突いて瞬きもせずきっと
瞻詰
(
みつ
)
めてその夜の明るのも知らなんだが、火勢ようやく衰えて遂に灰となる時
油地獄
(新字新仮名)
/
斎藤緑雨
(著)
秋元の我部屋へ帰ってからも、なお鳴鳳楼の座敷に居るような心持で、きょう半日珍しく楽を得て居た机に
片肱
(
かたひじ
)
載せ、
衣服
(
きもの
)
も着更えず
洋燈
(
らんぷ
)
の
蓋
(
かさ
)
を
瞻詰
(
みつ
)
めて、それでその蓋に要があるのではなく
油地獄
(新字新仮名)
/
斎藤緑雨
(著)
瞻
漢検1級
部首:⽬
18画
詰
常用漢字
中学
部首:⾔
13画
“瞻”で始まる語句
瞻
瞻望
瞻上
瞻視
瞻仰
瞻戍
瞻波
瞻部
瞻蔔迦