“彌勒”の読み方と例文
新字:弥勒
読み方割合
みろく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「一軒には親分を入れて、一軒にはあつしが入つて、あとの一軒には叔母さんを入れる。家賃なんか彌勒みろくの世までも呉れとは言はねえ」
其方儀そのはうぎ石川安五郎小松屋遊女いうぢよ白妙しろたへ同道にて立退たちのき候節私しの趣意しゆいを以て追掛おひかけ彌勒みろく町番人重五郎と申者さゝへ候を切害せつがいに及び候段不埓ふらち至極しごくに付死罪申付る
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
如々然としてあらはれざる間は、此方便的沒理想の魂魄は彌勒みろくの世は來るとも「ミレンニヤム」は到るとも、時間と共に無終無極無盡無窮なるべしとなり。
柵草紙の山房論文 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)