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彌勒
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みろく
ふりがな文庫
“
彌勒
(
みろく
)” の例文
新字:
弥勒
「一軒には親分を入れて、一軒にはあつしが入つて、あとの一軒には叔母さんを入れる。家賃なんか
彌勒
(
みろく
)
の世までも呉れとは言はねえ」
銭形平次捕物控:113 北冥の魚
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
其方儀
(
そのはうぎ
)
石川安五郎小松屋
遊女
(
いうぢよ
)
白妙
(
しろたへ
)
同道にて
立退
(
たちのき
)
候節私しの
趣意
(
しゆい
)
を以て
追掛
(
おひかけ
)
彌勒
(
みろく
)
町番人重五郎と申者
支
(
さゝ
)
へ候を
切害
(
せつがい
)
に及び候段
不埓
(
ふらち
)
至極
(
しごく
)
に付死罪申付る
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
如々然としてあらはれざる間は、此方便的沒理想の魂魄は
彌勒
(
みろく
)
の世は來るとも「ミレンニヤム」は到るとも、時間と共に無終無極無盡無窮なるべしとなり。
柵草紙の山房論文
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
かういふ
埴輪
(
はにわ
)
の
人形
(
にんぎよう
)
を
作
(
つく
)
つてゐる
時
(
とき
)
に、
朝鮮
(
ちようせん
)
から
佛教
(
ぶつきよう
)
が
傳
(
つた
)
はり、お
釋迦
(
しやか
)
さま、
彌勒
(
みろく
)
さま、
觀音
(
かんのん
)
さまのような
佛樣
(
ほとけさま
)
の
像
(
ぞう
)
が
持
(
も
)
ちこまれたのですから、
驚
(
おどろ
)
いたのはむりもないのです。
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
「鎌倉の御所のお庭に椿を植ゑて、植えて育てて云々」といふのや「それ
彌勒
(
みろく
)
の船の云々」といふのやの外には頓と解する事が出來なかつたが、それを音頭取つて歌ふ最端の一人は
海郷風物記
(旧字旧仮名)
/
木下杢太郎
(著)
▼ もっと見る
差紙
(
さしがみ
)
にて呼出し
吟味
(
ぎんみ
)
ありし處儀左衞門心中に驚けども
遁
(
のが
)
るだけ遁ば
遁
(
のが
)
れんものと私し儀は十六日に
彌勒
(
みろく
)
町へ參り其節吉野屋と申大門前の酒屋の表にて
大神樂
(
だいかぐら
)
の
舞居
(
まひをり
)
しを
暫時
(
ざんじ
)
見物致し候中
煙草
(
たばこ
)
入を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
假
(
かり
)
の隱れ
簑
(
みの
)
頭巾
(
づきん
)
の上に
網代笠
(
あじろがさ
)
深
(
ふか
)
くも忍ぶ大門口
相※
(
あひづ
)
の
咳
(
せき
)
に重五郎其所へ御座るは
花魁
(
おいらん
)
かと言れて白妙
回顧
(
ふりむき
)
オヽ重さんか安さんはへ其安さんは
最
(
もう
)
疾
(
とく
)
に
鞠子
(
まりこ
)
へ行て待てゞ在ば
暫時
(
ちつと
)
も早くと
打連立
(
うちつれだち
)
彌勒
(
みろく
)
町を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
彌
部首:⼸
17画
勒
漢検1級
部首:⼒
11画
“彌勒”で始まる語句
彌勒町