トップ
>
右手
>
みぎ
ふりがな文庫
“
右手
(
みぎ
)” の例文
仰向の男は、空一面に
彌漫
(
はびこ
)
つて動かぬ灰雲の真中を、黙つて
瞶
(
みつ
)
めて居る。螽の如く蹲んだ男は、平たい顔を
俯向
(
うつむ
)
けて、
右手
(
みぎ
)
の
食指
(
ひとさし
)
で砂の上に字を書いて居る——「
忠志
(
ただし
)
」と書いて居る。
漂泊
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
右手
(
みぎ
)
に髯をつかみ、
左手
(
ひだり
)
に鏡を持った主人は、そのまま入口の方を振りかえる。
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
右
常用漢字
小1
部首:⼝
5画
手
常用漢字
小1
部首:⼿
4画
“右手”で始まる語句
右手指
右手掌