“驍勇”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぎょうゆう84.6%
げうゆう7.7%
きょうゆう7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
且は驍勇ぎょうゆうの名をとどろかした成政の用いたものを誰もはばかって用いなかったからとで有ったろうが、秀吉に取って面白い感じを与えたか何様どうか、有らずもがなの事だった。
蒲生氏郷 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
双方が精鋭驍勇げうゆう、死物狂ひをきはめ尽した活動写真的の此の華〻しい騎馬戦も、将門方の一騎士が結城寺の前で敵が不意打に来たなと悟つて、良兼方の騎士の後から尾行びかうして居て
平将門 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
それから、十年余りのち、尼になって、子供を養育していた阿濃は、丹後守何某たんごのかみなにがしの随身に、驍勇きょうゆうの名の高い男の通るのを見て、あれが太郎だと人に教えた事がある。
偸盗 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)