“ぎょうゆう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
驍勇91.7%
行祐8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
馬答うらく、我足はやく心驍勇ぎょうゆうで衆人にえた智策あるは汝能く知る、しかるに愚人ら古法通りに我を待遇せぬ故活きいるつもりでないと。掌馬人これを聞いて王に勧め、古法通り智馬を遇せしめた。
大高、沓掛くつかけ等をも占領した。信長は今度は笠寺を攻めて見たが豊政驍勇ぎょうゆうにして落城しそうもない。そこで信長は考えた末、森可成よしなりを商人に化けさせて駿河に潜入させ、義元に豊政のことを讒言ざんげんさせた。
桶狭間合戦 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
歌道や茶の友には、礼儀のほかに、階級をえた心と心の親しいものがある。行祐ぎょうゆうはすこし仰山ぎょうさん手真似てまねで答えた。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と、ここの院主行祐ぎょうゆうが、頃をはかって湯潰ゆづけを出し、ともあれ彼方へと、用意の雅席へ、人々をうながして起った。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
行祐ぎょうゆう宥源ゆうげんの二僧を先に、あずま六右衛門やその他の従者をしりえに、光秀もまた高い石段を上っていた。そして少し平地を歩むかと思うとまた次の高い石段があった。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)