“いため”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
40.0%
20.0%
板目20.0%
痛目20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
毎日まいんち木根きねおこしてたんだが、唐鍬たうぐはのひついためつちやつたからなほとこさ」
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
寄て見ると左の拇指と人指し指とをいためて居りました——。えんから飛出した時暗がりから不意にり付けたのを短銃ぴすとるで受止めたが切先きが余つてきずつひたのです——。
千里駒後日譚 (新字旧仮名) / 川田瑞穂楢崎竜川田雪山(著)
真昼間まっぴるま、向う側からそっすかして見ると、窓もふすま閉切しめきつて、空屋に等しい暗い中に、破風はふひまから、板目いためふしから、差入さしいる日の光一筋ひとすじ二筋ふたすじ裾広すそひろがりにぱつとあかる
処方秘箋 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
いわば痛目いため吟味に逢わされ、とうとう自分が伊東頼母を恋したこと、頼母の依頼によって天国の剣を持ち出し、頼母に渡そうとし、部屋を間違えて、五味左門の部屋へ行き
血曼陀羅紙帳武士 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)