トップ
>
痛
>
いつ
ふりがな文庫
“
痛
(
いつ
)” の例文
これに気を得て
勇
(
いさみ
)
をなし、二人の書生は腕を叩き
拳
(
こぶし
)
を
揮
(
ふる
)
うて
躍懸
(
おどりかか
)
れば、
撲
(
う
)
たれぬ
前
(
さき
)
に、「あ
痛
(
いつ
)
、」「お
痛
(
いて
)
。」と皆ばたばた。
貧民倶楽部
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
やい、しっかりしろ。と励ませば、八蔵はようように、
脾腹
(
ひばら
)
を抱えて起上り、「あ
痛
(
いつ
)
、あ痛。……おお痛え、痛え、畜生
非道
(
ひど
)
いことをしやあがる。 ...
活人形
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「やい、
不貞腐
(
ふてくされ
)
。」と車夫の吉造、不意に飛込んで、
婦人
(
おんな
)
の
髻
(
たぶさ
)
鷲掴
(
わしづか
)
みにしてぐいと引けば、顔をしかめて、「あ
痛
(
いつ
)
、つつつつつ」と
拳
(
こぶし
)
に手を懸け、「無体な、何をするんだねえ。」
貧民倶楽部
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「あ
痛
(
いつ
)
、あ痛々々、冷えましたせいか差込みまして……」「ふむ、持病の
癪
(
しゃく
)
か。よくあるやつだ、
家
(
うち
)
はどこだい。」「はい、家と申しては、……別にどこも。」と
呼吸
(
いき
)
の下にて答えたり。
貧民倶楽部
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「あ
痛
(
いつ
)
、あ、あ、
痛
(
いつ
)
。」
照葉狂言
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
▼ もっと見る
「あ
痛
(
いつ
)
々々々。」
三枚続
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
(あ
痛
(
いつ
)
、
痛
(
つ
)
。)
沼夫人
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
“痛(痛み)”の解説
本記事では神学、哲学、文学等々で扱われている痛みあるいは苦痛 (いずれも pain)を扱う。
痛みについては、(医師などばかりでなく)哲学者や神学者などもしばしば論じてきた。近年では、人間の経験(や現象)というものが持つ基本的な性質に関して哲学的な議論を行うときや、クオリアについて論じる時などに、しばしば言及されている。
(出典:Wikipedia)
痛
常用漢字
小6
部首:⽧
12画
“痛”を含む語句
痛痒
苦痛
悲痛
頭痛
疼痛
痛所
痛々
心痛
手痛
痛苦
腹痛
痛快
痛事
痛入
痛恨
痛切
歯痛
頭痛膏
痛足
痛心
...