“不貞腐”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふてくさ79.5%
ふてくされ15.4%
ふてく5.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
手錠をはめられると、不貞腐ふてくされてその場へベタンと坐り込み、まるで夢でも見たように、妙に浮かぬ顔をして眼をパチパチやり出した。
三狂人 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)
しかし何事も辛抱がまんで、女の「不貞腐ふてくされ」をさへ辛抱がまんする勇気のある男が、女の「親切」が辛抱がまん出来ないといふ法は無い筈だ。
些細ささいのことではしゃいだり、又逆に不貞腐ふてくされた。こういう性質たちのものは、とうてい我々のような仕事をやって行くことは出来ない。
党生活者 (新字新仮名) / 小林多喜二(著)