トップ
>
不貞腐
>
ふてくされ
ふりがな文庫
“
不貞腐
(
ふてくされ
)” の例文
然
(
しか
)
し何事も
辛抱
(
がまん
)
で、女の「
不貞腐
(
ふてくされ
)
」をさへ
辛抱
(
がまん
)
する勇気のある男が、女の「親切」が
辛抱
(
がまん
)
出来ないといふ法は無い筈だ。
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
信一郎は、夫人の言葉を聴いてゐる中に、それを夫人の捨鉢な
不貞腐
(
ふてくされ
)
の言葉ばかりだとは、聞きながされなかつた。
真珠夫人
(新字旧仮名)
/
菊池寛
(著)
女の
身体
(
からだ
)
はまるで男のものになって、何をいわれてもはいはいッて、従わないと、イヤ、
不貞腐
(
ふてくされ
)
だの、女の道を知らないのと、世間でいろんなことをいうよ。
化銀杏
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
天は不幸なるこの重右衛門にこの
纔
(
わづ
)
かなる
恩恵
(
めぐみ
)
をすら惜んで与へなかつたので、尋常よりも
尚
(
なほ
)
数等愚劣なるかれの妻は、この危機に際して、あらう事か、
不貞腐
(
ふてくされ
)
にも、夫の留守を幸ひに
重右衛門の最後
(新字旧仮名)
/
田山花袋
(著)
信一郎は、夫人の言葉を聴いている中に、それを夫人の捨鉢な
不貞腐
(
ふてくされ
)
の言葉ばかりだとは、聞きながされなかった。
真珠夫人
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
▼ もっと見る
「やい、
不貞腐
(
ふてくされ
)
。」と車夫の吉造、不意に飛込んで、
婦人
(
おんな
)
の
髻
(
たぶさ
)
鷲掴
(
わしづか
)
みにしてぐいと引けば、顔をしかめて、「あ
痛
(
いつ
)
、つつつつつ」と
拳
(
こぶし
)
に手を懸け、「無体な、何をするんだねえ。」
貧民倶楽部
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
不
常用漢字
小4
部首:⼀
4画
貞
常用漢字
中学
部首:⾙
9画
腐
常用漢字
中学
部首:⾁
14画
“不貞”で始まる語句
不貞
不貞不貞
不貞寝
不貞寐
不貞節
不貞返