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深痍
ふりがな文庫
“深痍”の読み方と例文
読み方
割合
ふかで
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ふかで
(逆引き)
横山に額を切られた鹿島も、上田も、
隙
(
すき
)
を
覗
(
うかゞ
)
つて逃げた。同志のうちで其場に残つたのは
深痍
(
ふかで
)
を負つた柳田一人であつた。
津下四郎左衛門
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
「とかくは此処を立ち
退
(
の
)
かん見付けられなば命危し」ト、いふに鷲郎も心得て、
深痍
(
ふかで
)
になやむ黄金丸をわが背に負ひつ、元入りし穴を抜け出でて、わが
棲居
(
すみか
)
へと急ぎけり。
こがね丸
(新字旧仮名)
/
巌谷小波
(著)
柳田は
深痍
(
ふかで
)
に悩んでゐて、まだ死なぬと云ふこと、同志の名を明さぬと云ふことなどは、市中の評判になつてゐた。
津下四郎左衛門
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
深痍(ふかで)の例文をもっと
(2作品)
見る
深
常用漢字
小3
部首:⽔
11画
痍
漢検1級
部首:⽧
11画
“深”で始まる語句
深
深山
深傷
深淵
深更
深切
深川
深夜
深々
深沈
“深痍”のふりがなが多い著者
巌谷小波
森鴎外