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拍子
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ひようし
ふりがな文庫
“
拍子
(
ひようし
)” の例文
不器用
(
ぶきよう
)
なればお
返事
(
へんじ
)
のしやうも
分
(
わか
)
らず、
唯々
(
たゞ/\
)
こ〻ろぼそく
成
(
な
)
りますとて
身
(
み
)
をちゞめて
引退
(
ひきしりぞ
)
くに、
桂次
(
けいじ
)
拍子
(
ひようし
)
ぬけのしていよ/\
頭
(
あたま
)
の
重
(
おも
)
たくなりぬ。
ゆく雲
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
金之助は箱を受取つて、暫らく調べてをりましたが、やがて、前後左右から、一種の
拍子
(
ひようし
)
で叩き始めました。
銭形平次捕物控:311 鬼女
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
古墳
(
こふん
)
をやたらに
掘
(
ほ
)
つたりすることは
惡
(
わる
)
いことでありますが、
何
(
なに
)
かの
拍子
(
ひようし
)
に
壞
(
こは
)
れたりして、
中
(
なか
)
から
物
(
もの
)
が
出
(
で
)
た
時
(
とき
)
には
大切
(
たいせつ
)
にこれを
保存
(
ほぞん
)
し、
丁寧
(
ていねい
)
にこれを
調
(
しら
)
べなくてはなりません。
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
やゝ
餘炎
(
ほとぼり
)
のさめたる
頃
(
ころ
)
に
信
(
のぶ
)
さんお
前
(
まへ
)
は
腹
(
はら
)
を
立
(
た
)
つか
知
(
し
)
らないけれど
時
(
とき
)
の
拍子
(
ひようし
)
だから
堪忍
(
かんにん
)
して
置
(
お
)
いて
呉
(
く
)
んな、
誰
(
た
)
れもお
前
(
まへ
)
正太
(
しようた
)
が
明巣
(
あきす
)
とは
知
(
し
)
るまいでは
無
(
な
)
いか
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
侘
(
わび
)
がしたれけれど
障子
(
しようじ
)
一
重
(
ゑ
)
を
出
(
で
)
る
時機
(
しほ
)
がなく、お
民
(
たみ
)
が
最初
(
さいしよ
)
に
呼
(
よ
)
んで
呉
(
く
)
れし
時
(
とき
)
すこしひねくれてより
拍子
(
ひようし
)
ぬけがして
今更
(
いまさら
)
には
馳
(
か
)
け
出
(
だ
)
しもされず、
其
(
その
)
うちにお
歸
(
かへ
)
りにならば
何
(
なん
)
とせん
経つくゑ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
“拍子”の解説
拍子(ひょうし)は、一般には、拍や拍の連なりのこと。西洋音楽では強拍に連なるいくつかの拍の集まりの繰り返しを言う。日本では「三三七拍子」という言葉でわかるように、この言葉は、西洋音楽の定義の「拍子」とは異なる使われ方をする。アラブ古典音楽のイーカーア(イーカー)やインド古典音楽のターラ(サンスクリット読み)を「何々拍子」と表現することがあるが、これも西洋音楽の定義の「拍子」とは異なる。
以下、本項においては、西洋音楽のそれについて述べる。
(出典:Wikipedia)
拍
常用漢字
中学
部首:⼿
8画
子
常用漢字
小1
部首:⼦
3画
“拍子”で始まる語句
拍子木
拍子抜
拍子木形
拍子合
拍子打
拍子拔
拍子水
拍子舞
拍子詞