“桜鼠”の読み方と例文
読み方割合
さくらねずみ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ことに美しいと見たのは、もう三十幾つ——四十に近いと聞いていたが、ある年の晩春に、一重ざくらが散りみだれる庭に立った、桜鼠さくらねずみ色の二枚がさねを着た夫人ぶりであった。
大橋須磨子 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)