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重
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がさ
ふりがな文庫
“
重
(
がさ
)” の例文
重
(
かさ
)
ね
重
(
がさ
)
ねの
早業
(
はやわざ
)
に、
私
(
わたくし
)
は
開
(
あ
)
いた
口
(
くち
)
が
容易
(
ようい
)
に
塞
(
ふさ
)
がりませんでしたが、
漸
(
ようや
)
く
気
(
き
)
を
落
(
お
)
ちつけて
四辺
(
あたり
)
の
景色
(
けしき
)
を
見𢌞
(
みま
)
わした
時
(
とき
)
に、
私
(
わたくし
)
は
三
(
み
)
たび
驚
(
おどろ
)
かされて
了
(
しま
)
いました。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
政子は、かえって、
機嫌
(
きげん
)
よかった。静をさしまねいて、
卯
(
う
)
の花
重
(
がさ
)
ねの
御衣
(
おんぞ
)
を、きょうの
纒頭
(
はなむけ
)
ぞと云って与えた。
日本名婦伝:静御前
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
妾は児の
重
(
かさ
)
ね
重
(
がさ
)
ね竜に縁あるを奇として、それに
因
(
ちな
)
める名をば
命
(
つ
)
けつ、
生
(
お
)
い先の
幸
(
さち
)
多かれと
祷
(
いの
)
れるなりき。
妾の半生涯
(新字新仮名)
/
福田英子
(著)
あの利口さうな女の童は、
撫子
(
なでしこ
)
重
(
がさ
)
ねの薄物の
袙
(
あこめ
)
に、色の濃い袴を引きながら、丁度こちらへ歩いて来る。
好色
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
桃太郎はこういう
重
(
かさ
)
ね
重
(
がさ
)
ねの不幸に
嘆息
(
たんそく
)
を
洩
(
も
)
らさずにはいられなかった。
桃太郎
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
重
常用漢字
小3
部首:⾥
9画
“重”を含む語句
重々
二重
重量
三重
重宝
重大
一重
九重
起重機
二重瞼
貴重
重箱
重傷
尊重
重代
推重
鄭重
幾重
羽二重
厳重
...