“金掘”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かねほ33.3%
かなほ33.3%
かねほり33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この東の八幡村というところから嫁が行ったそのお届があったから、拙者は何心なくその家のことを聞いてみるとな、望月というのは甲州金の金掘かねほりをする総元締そうもとじめを代々預かっていて
大菩薩峠:08 白根山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
大助は母楓の計らいで、塹壕ざんごうを掘ることを専門にする金掘かなほりを連れて、長持の中に潜んで奥御殿へ運び入れられたと云う。が、此の金掘りと大助の行くえは明かでない。
次第しだいかさなり両側りやうかはの家のあひだに雪のつゝみきづきたるがごとし。こゝに於て所々ところ/\に雪のほらをひらき、ひさしより庇にかよふ、これを里言さとことば胎内潜たいないくゞりといふ、又間夫まぶともいふ。間夫まぶとは金掘かねほり方言ことばなるをかりもちふる也。