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重
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ぢゆう
ふりがな文庫
“
重
(
ぢゆう
)” の例文
彼
(
かれ
)
は
小柄
(
こがら
)
な
爺
(
ぢい
)
さんで
一寸
(
ちよつと
)
婆
(
ばあ
)
さん
等
(
ら
)
を
顧
(
かへり
)
みて
微笑
(
びせう
)
しながらいつたのである。
彼
(
かれ
)
は
喉
(
のど
)
へ二
重
(
ぢゆう
)
にした
珠數
(
じゆず
)
を
卷
(
ま
)
いて
居
(
ゐ
)
た。
彼
(
かれ
)
の
聲
(
こゑ
)
は
恐
(
おそ
)
ろしく
大
(
おほ
)
きかつた。
婆
(
ばあ
)
さん
等
(
ら
)
は
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
そして時々
望遠鏡
(
ばうゑんきやう
)
で
火星
(
くわせい
)
の運河が二本に見える
学者
(
がくしや
)
はこれを二
重
(
ぢゆう
)
運河といつてゐるんぢや
小熊秀雄全集-22:火星探険―漫画台本
(新字旧仮名)
/
小熊秀雄
(著)
二
重
(
ぢゆう
)
の
上手
(
かみて
)
につゞける一間の家體は
細工場
(
さいくば
)
にて、三方に
古
(
ふ
)
りたる
蒲簾
(
がますだれ
)
をおろせり。庭さきには秋草の花咲きたる垣に沿うて荒むしろを敷き、姉娘
桂
(
かつら
)
廿歳。妹娘
楓
(
かへで
)
、十八歳。相對して
紙砧
(
かみぎぬた
)
を
擣
(
う
)
つてゐる。
修禅寺物語
(旧字旧仮名)
/
岡本綺堂
(著)
而
(
さう
)
して
貴方
(
あなた
)
は
縱令
(
たとひ
)
三
重
(
ぢゆう
)
の
鐵格子
(
てつがうし
)
の
内
(
うち
)
に
住
(
す
)
んでゐやうが、
此
(
こ
)
の
幸福
(
かうふく
)
を
有
(
も
)
つてゐるのでありますから。ヂオゲンを
御覽
(
ごらん
)
なさい、
彼
(
かれ
)
は
樽
(
たる
)
の
中
(
なか
)
に
住
(
す
)
んでゐました、
然
(
け
)
れども
地上
(
ちじやう
)
の
諸王
(
しよわう
)
より
幸福
(
かうふく
)
で
有
(
あ
)
つたのです。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
五
重
(
ぢゆう
)
の
塔
(
たふ
)
に
巣
(
す
)
をかけた
どんたく:絵入り小唄集
(新字旧仮名)
/
竹久夢二
(著)
▼ もっと見る
やあ おどろいた ここの
部屋
(
へや
)
は二
重
(
ぢゆう
)
になつてゐる
小熊秀雄全集-22:火星探険―漫画台本
(新字旧仮名)
/
小熊秀雄
(著)
重
常用漢字
小3
部首:⾥
9画
“重”を含む語句
重々
二重
重量
三重
重宝
重大
一重
九重
起重機
二重瞼
貴重
重箱
重傷
尊重
重代
推重
鄭重
幾重
羽二重
厳重
...