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がさね
ふりがな文庫
“がさね”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
襲
92.3%
重
7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
襲
(逆引き)
従妹
(
いとこ
)
のお近は大島
紬
(
つむぎ
)
の小袖と黒
繻子
(
じゅす
)
の帯を選み、常子は
稍
(
やや
)
荒い縞の
錦紗
(
きんしゃ
)
お
召
(
めし
)
の二枚
襲
(
がさね
)
と紋附の羽織と帯とを貰うことにした。
老人
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
かく謂いつつ立上りて、するりと帯を解き、三枚
襲
(
がさね
)
を
颯
(
さ
)
と脱ぎて、
顎
(
あご
)
で押えて
袖畳
(
そでだたみ
)
、一つに
纏
(
まと
)
めてぽいと投出し
貧民倶楽部
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
がさね(襲)の例文をもっと
(12作品)
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重
(逆引き)
ことに美しいと見たのは、もう三十幾つ——四十に近いと聞いていたが、ある年の晩春に、一重ざくらが散りみだれる庭に立った、
桜鼠
(
さくらねずみ
)
色の二枚
重
(
がさね
)
を着た夫人ぶりであった。
大橋須磨子
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
がさね(重)の例文をもっと
(1作品)
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