“もくろん”の漢字の書き方と例文
語句割合
目論100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
千登世が縫物のことで近付きになつた向う隣りの醫者の未亡人が彼等の窮状を聞き知つて買ひ取つたばかりのその家の目論もくろんでゐた改築を沙汰止みにして提供したのだつた。
崖の下 (旧字旧仮名) / 嘉村礒多(著)
いよいよ猿を彫ろうと目論もくろんでいる処へ、八月の末に娘が加減が悪くなり、看護に心を尽くした甲斐もなく、九月九日に亡くなってしまいましたので、私の悲しみは前にも申したような次第で
が、それを言い出した稲富喜三郎は、一体何を目論もくろんでいることでしょう。
江戸の火術 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)