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りつは
その
取框に中框を
使つて大
概手
札乾板ばかりで寫してゐたが、
處女
撮影から寫る寫る、
立派に寫る。
ところが、
支那では
税がかゝらないので、
知り
合ふ
在留日本人
達は、みんな
立派な
器械を持つてゐる。いつもその
點では
氣がひけたが、
印畫を見せてもらふと
安心した。
それは今から
思へば、七八円
程の
安價な
組立寫眞器だつたが、それを見、また景色にしろ人
物にしろ相
當立派に
寫し出されてゐるPOP
印畫を
眺めた時、
私は
嫉妬に近い
羨ましさを
感じ