“シユミイズ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
襯衣50.0%
白襯衣50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
下では色色いろいろの煮物の鍋が口をいて湯気を立てて居る。上の綱から女の襯衣シユミイズ猿股キヤルソンの雫が滴らないとは誰が保証しやう。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
古びたジユツプも同じくオリイヴ色である。襯衣シユミイズだけは三日ぐらゐに取換へるので白く目立つて居た。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
キキイはその頃から蒼ざめた顔をして居た。灰色を帯びたとび色の髪を無造作につかねて、多分其れ一枚しか無いのだらうと思はれるやうな古びたオリイヴ色の外套を襯衣シユミイズの上から着て居た。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
従つて寄席よせの客の大半は労働者で帽や白襯衣シユミイズを着ない連中れんぢゆうが多く、大向おほむかうから舞台の歌に合せて口笛を吹いたり足踏あしぶみをしたりする仲間もあつた。演じた物には道化たをどり流行唄はやりうたや曲芸などが多かつた。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)