“シロ”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:しろ
語句割合
38.5%
30.8%
23.1%
7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その領土は、古い書物には「河内および摂津において十八万六千八百九十シロ」と書きあらわしてあるが、その代(シロ)というのは、どれほどの広さの土地であるのか、私には分からない。
その頃、國原の水は、水澁ソブ臭く、ツチ濁りして、日のみ子さまのおしのシロに叶ひません。テンの神高天タカマ大御祖オホミオヤ教へ給へと祈らうにも、國ナカは國低し。山々もまんだテン遠し。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
私はふと気がつくと、シロがぐったり首垂れて、しかも耳から鮮血を白い毛並のあたりに、痛痛しく流しながら帰って来るのを見た。私はかっとなった。
幼年時代 (新字新仮名) / 室生犀星(著)
教のごとせしかば、其身もとの如くになりき。これ稲羽のシロ兎と云う者なり。今に兎神と云う。故其兎大穴牟遅神に申さく、此八十神は、必ず八上比売を得給わじ。
比較神話学 (新字新仮名) / 高木敏雄(著)