“ちろ”の漢字の書き方と例文
語句割合
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あの生つちろいのが又、恐ろしい男で、お駒の外にもお鐵にも手を出し、二人を妾同樣にして居たが、親の右京は人間が甘くて伜の言ひなり放題だから
息子の幸吉は、三十近い、色のなまちろ優男やさおとこである。父親おやじ命令いいつけを取り次いで、大勢の下女下男に雑用の下知を下しながら仔猫のようにび廻っていた。
魔像:新版大岡政談 (新字新仮名) / 林不忘(著)
「……ソウチタラネ……アノお人形のおひいチャマのお枕元に、大きい、ちろい菊の花が置いてあったのよ」
白菊 (新字新仮名) / 夢野久作(著)