“丁半”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちょうはん75.0%
しょうぶ12.5%
ちやうはん12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこで、相撲も、凧上げも禁じない如く、丁半ちょうはん、ちょぼ一、みつぼの胴を取ることまでも、主膳は喜んで見物する。
大菩薩峠:29 年魚市の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
馬盥ばだらいだのふいごだの稲扱いねこきだのが置いてあったが、そのずっと奥の方に、裸体はだか蝋燭が燃えており、それを囲繞かこんで、六人の男が丁半しょうぶを争っていた。
血曼陀羅紙帳武士 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
「そんな筈はないが」と義雄は向うの顏を見たが、丁半ちやうはんの黒白を云はない。前には氷峰に二三目置かせたからである。
泡鳴五部作:03 放浪 (旧字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)