“ちょうはん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
丁半54.5%
長坂27.3%
趙範9.1%
長範9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いったい丁半ちょうはんに法則がないというのが定説だ。早い話がポアンカレとかブルヌイユなんていうソルボンヌの大数学者が精密な計算を例にひいて証明している。
黒い手帳 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
すると趙雲はきょのごとき眼をして、張翼の卑怯を叱った。——知らずや汝、むかし長坂ちょうはんの戦に、曹軍八十万の兵を草芥そうかいのように蹴ちらし去ったのは誰であったか——と。
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
今日のところは、放してやるから、城中へ戻って、よく太守趙範ちょうはんにも告げるがいい。何も求めて滅亡するにはあたるまい
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
武陵ぶりょうには太守金旋きんせんがあり、長沙ちょうさには韓玄かんげん、桂陽には趙範ちょうはん零陵れいりょうには劉度りゅうどなどが、おのおの地盤を占めております。この地方は総じて、魚米の運輸よろしく、地も中原に似て、肥沃ひよくです。
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
これを見ると、国際愛国土木建築、石川組社長、石川長範ちょうはん。ズッシリと百円札ほど重みのこもった名刺であった。
現代忍術伝 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)