“ちやうはん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
長範62.5%
丁半12.5%
張半12.5%
長半12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
癋見べしみめんに似た、荒々しい道具を見ると、この男は熊坂長範ちやうはんの生れ代りで、大量殺人の下手人と聽かされても、誰でもそのまゝ受け容れるでせうが、一度よりは二度
「そんな筈はないが」と義雄は向うの顏を見たが、丁半ちやうはんの黒白を云はない。前には氷峰に二三目置かせたからである。
泡鳴五部作:03 放浪 (旧字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)
ゆるすなとは此ことなりと空嘯そらうそぶいて居たりけるお文は切齒はがみをなしヱヽ忌々いま/\しい段右衞門未々まだ/\其後も慈恩寺村にていゝ張半ちやうはんが出來たと云つてをつと三五郎を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
おはせんとる此乞食こじきめと大音だいおん白眼付にらみつくると彌十大いにいかりてなんだ乞食だと知たことだ隱亡をんばうは人間と非人ひにんとのあひだは是も渡世とせいさりながら此彌十は酒ものみ長半ちやうはんも人並には打こと喧嘩けんくわもするが今迄いままで人にきずとても付たことも無しぜに三文でもぬすんだ覺えは無そよくきけおのれはな幸手さつての穀屋平兵衞を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)