“纂記”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さんき33.3%
ツギフミ33.3%
ツギブミ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
跋文ばつぶんを読むに、この書は二世瑞仙晋ずいせんしんの子直温ちょくおんあざな子徳しとくが、慶応元年九月六日に、初代瑞仙独美の五十年忌辰きしんあたって、あらたに歴代の位牌いはいを作り、あわせてこれを纂記さんきして、嶺松寺に納めたもので
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
一つは、皇室の事ばかり書いた謂はゞ皇統譜のやや細密な物である。古事記の序に見えた帝皇日継と言ふものが、此に当る。日は神聖観を表す敬語、継は纂記ツギフミのつぎで、系譜である。
日本書と日本紀と (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
われ/\の国の古伝承によつて、編纂された歴史・記録の類は、主として此寿詞並びに寿詞によつて組織せられた纂記ツギブミから出来てゐると思はれる。