“輪袈裟”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
わげさ91.7%
わけさ8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それはささやかな仏壇の前に、キチンと坐って、一心不乱に読経どきょうしている、輪袈裟わげさを掛けた切髪の女の後ろ姿ではありませんか。
昨夜ゆうべ、この露路に入った時は、紫の輪袈裟わげさを雲のごとく尊くまとって、水晶の数珠じゅずを提げたのに。——
売色鴨南蛮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
菊花を金糸に縫いたる緋の輪袈裟わけさ、御よそおいのととのうたあでやかさは、その頃美しいもののたとえにひいた福助——中村歌右衛門の若盛り——と
明治美人伝 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)