よぼろ)” の例文
「アア……それから今私は一寸学校に行てくるが、留守にいつものよぼろさんが来るかもしれないから其時は糸子さん、否でもすこしの間話相手になツてゐて下さいよ、ぢきかへるから……ね、外の人ぢやないからいゝでせう」
五大堂 (新字旧仮名) / 田沢稲舟(著)
木綿袴を穿いた、よぼろの年の
晶子詩篇全集拾遺 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)