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丁
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ちよう
ふりがな文庫
“
丁
(
ちよう
)” の例文
「は?」彼は覚えず身を
回
(
かへ
)
して、
丁
(
ちよう
)
と立てたる鉄鞭に
仗
(
よ
)
り、こは
是
(
これ
)
白日の夢か、
空華
(
くうげ
)
の形か、正体見んと為れど、酔眼の
空
(
むなし
)
く張るのみにて、
益
(
ますま
)
す
霽
(
は
)
れざるは
疑
(
うたがひ
)
なり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
丁
(
ちよう
)
と
中
(
あた
)
りて
痿
(
ひる
)
むその時、貫一は
蹶起
(
はねお
)
きて三歩ばかりも
逭
(
のが
)
れしを
打転
(
うちこ
)
けし檳榔子の
躍
(
をど
)
り
蒐
(
かか
)
りて、
拝打
(
をがみうち
)
に
下
(
おろ
)
せる杖は
小鬢
(
こびん
)
を
掠
(
かす
)
り、肩を
辷
(
すべ
)
りて、
鞄
(
かばん
)
持つ手を
断
(
ちぎ
)
れんとすばかりに
撲
(
う
)
ちけるを
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
満枝は
金煙管
(
きんぎせる
)
に
手炉
(
てあぶり
)
の
縁
(
ふち
)
を
丁
(
ちよう
)
と
拍
(
う
)
ちて、男の顔に
流眄
(
ながしめ
)
の
怨
(
うらみ
)
を注ぐなり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
“丁”の解説
丁(てい、ひのと)は、十干の4番目である。
陰陽五行説では火性の陰に割り当てられており、ここから日本では「ひのと」(火の弟)ともいう。
(出典:Wikipedia)
丁
常用漢字
小3
部首:⼀
2画
“丁”を含む語句
庖丁
丁々
馬丁
沈丁花
丁抹
園丁
仕丁
輿丁
丁度
白丁
壮丁
菜切庖丁
丁稚
丁卯
丁字形
一丁字
廷丁
丁半
丁字屋
丁亥
...