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丁
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てい
ふりがな文庫
“
丁
(
てい
)” の例文
時
(
とき
)
に
蕎麥
(
そば
)
と
言
(
い
)
へば——
丁
(
てい
)
と——
梨
(
なし
)
。——
何
(
なん
)
だか
三題噺
(
さんだいばなし
)
のやうだが、
姑忘聽之
(
しばらくわすれてきけ
)
。
丁
(
てい
)
と
云
(
い
)
ふのは、
嘗
(
かつ
)
て(
今
(
いま
)
も
然
(
さ
)
うだらう。)
梨
(
なし
)
を
食
(
た
)
べると
醉
(
よ
)
ふと
言
(
い
)
ふ。
麻を刈る
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
その
日
(
ひ
)
の
午後
(
ごご
)
、
授業時間
(
じゅぎょうじかん
)
が
終
(
お
)
わって
学校
(
がっこう
)
から
帰
(
かえ
)
るときに、
甲
(
こう
)
・
丙
(
へい
)
・
丁
(
てい
)
は、いちはやく
逃
(
のが
)
れて
帰
(
かえ
)
ることができました。
雪の国と太郎
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
また、天気を予知する法に、
丙
(
へい
)
の日大風あれば必ず火災あり、
丁
(
てい
)
の日大風あればその年
旱
(
ひでり
)
すということあるも、火に属す日なるより連想したるものならん。
妖怪学
(新字新仮名)
/
井上円了
(著)
曹丕
(
そうひ
)
、
曹彰
(
そうしょう
)
、
曹植
(
そうしょく
)
、
曹熊
(
そうゆう
)
の順だ。けれども大妻
丁
(
てい
)
夫人の子ではなかった。側室から出た者ばかりである。
三国志:09 図南の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
甲も乙も
丙
(
へい
)
も
丁
(
てい
)
もやり得るのだから誰れでもやるべきものと定められている分量である。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
▼ もっと見る
南に面したよくかわく
側
(
ひら
)
は
小麦藁
(
こむぎわら
)
、
日陰
(
ひかげ
)
になるほうは
萱
(
かや
)
とか、
丁
(
てい
)
の字形の屋根の谷になる部分には木や瓦を当てるとか、場所によって使うものをちがえ、または始めから材料を混合して
母の手毬歌
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
「
丁
(
てい
)
の字」
苦心の学友
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
若
(
わか
)
い
時
(
とき
)
の
事
(
こと
)
だ。
今
(
いま
)
では
構
(
かま
)
ふまい、
私
(
わたし
)
と
其
(
そ
)
の
丁
(
てい
)
と
二人
(
ふたり
)
で、
宿場
(
しゆくば
)
でふられた。
草加
(
さうか
)
で
雨
(
あめ
)
に
逢
(
あ
)
つたのではない。
四谷
(
よつや
)
の
出
(
で
)
はづれで、
二人
(
ふたり
)
とも
嫌
(
きら
)
はれたのである。
麻を刈る
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
こうなると
甲
(
こう
)
・
乙
(
おつ
)
・
丙
(
へい
)
・
丁
(
てい
)
らは、まったく
自分
(
じぶん
)
らが
勝
(
か
)
ったものと
思
(
おも
)
いました。そして
家
(
うち
)
に
帰
(
かえ
)
ると四
人
(
にん
)
はそろって
太郎
(
たろう
)
を
征伐
(
せいばつ
)
するのだといって
出
(
で
)
かけました。
雪の国と太郎
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
丙群から
丁
(
てい
)
群と
彷徨
(
ほうこう
)
して、その
様子
(
ようす
)
を
窺
(
うかが
)
ったが、かたわらに
巡査
(
じゅんさ
)
がいるでなし、しかもボストンのコンモンスといえば、市街の中央にしてかつマサチューセッツ州の州庁の鼻の先である。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
柳
(
やなぎ
)
の
精
(
せい
)
か、
梅
(
うめ
)
の
化身
(
けしん
)
か、声すずしく手は白く、覆面すがたに
似合
(
にあ
)
わないやさしいすがたの者ばかりで、
甲
(
こう
)
、
乙
(
おつ
)
、
丙
(
へい
)
、
丁
(
てい
)
、どの
影
(
かげ
)
もすべて一
体
(
たい
)
の
分身
(
ぶんしん
)
かと思われるほどみなおなじ
背
(
せ
)
かたちだ。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
その
明
(
あ
)
くる
日
(
ひ
)
になると
雪
(
ゆき
)
が
降
(
ふ
)
っていました。
朝
(
あさ
)
、
甲
(
こう
)
・
乙
(
おつ
)
・
丙
(
へい
)
・
丁
(
てい
)
の四
人
(
にん
)
の
子供
(
こども
)
は、たがいに
誘
(
さそ
)
い
合
(
あ
)
って
学校
(
がっこう
)
へ
出
(
で
)
かけました。
路
(
みち
)
ばたのすぎの
木
(
き
)
の
枝
(
えだ
)
は
雪
(
ゆき
)
がたまってたわんでいます。
雪の国と太郎
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
と、
蘇生
(
よみがへ
)
つて
年
(
とし
)
を
經
(
へ
)
てから、
丁
(
てい
)
飛脚
(
ひきやく
)
が、
内證
(
ないしよう
)
で、
兄弟分
(
きやうだいぶん
)
に
話
(
はな
)
したと
傳
(
つた
)
へられる。
みつ柏
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
「
馬鹿
(
ばか
)
なことをお
言
(
い
)
ひでない。
丁
(
てい
)
さん、こんなお
前
(
まへ
)
さん、ぺら/\した……」
みつ柏
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
と
丁
(
てい
)
が
陰氣
(
いんき
)
に
怒
(
おこ
)
つた。
麻を刈る
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
「あら、
丁
(
てい
)
さん。」
みつ柏
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
“丁”の解説
丁(てい、ひのと)は、十干の4番目である。
陰陽五行説では火性の陰に割り当てられており、ここから日本では「ひのと」(火の弟)ともいう。
(出典:Wikipedia)
丁
常用漢字
小3
部首:⼀
2画
“丁”を含む語句
庖丁
丁々
馬丁
沈丁花
丁抹
園丁
仕丁
輿丁
丁度
白丁
壮丁
菜切庖丁
丁稚
丁卯
丁字形
一丁字
廷丁
丁半
丁字屋
丁亥
...