“図柄”の読み方と例文
旧字:圖柄
読み方割合
ずがら100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
相馬の地は馬の産で名があり、野馬追のまおいの祭や三春駒みはるごまなど、馬にちなんだものが多いのであります。慣れた図柄ずがらですから焼物の上にも上手じょうずに描きます。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
ちらと見たわたくしは相撲すもうの画でも描いてゐたのかと思つて聞くと手本をうつしてゐたといふのは何と男女が半裸でからみ合つてゐるやうな妙な図柄ずがらであつた。
最も早熟な一例 (新字旧仮名) / 佐藤春夫(著)
母がかつて縁鼻えんばなへ出て、兄とを打っていた様子などは、彼ら二人を組み合わせた図柄ずがらとして、私の胸に収めてある唯一ゆいいつ記念かたみなのだが、そこでも彼女はやはり同じ帷子かたびらを着て
硝子戸の中 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)