“いやはて”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
最後36.4%
最終27.3%
終極18.2%
最端9.1%
究極9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
最後いやはてに來ましし大穴牟遲の神、その菟を見て、「何とかも汝が泣き伏せる」とのりたまひしに、菟答へて言さく「あれ淤岐おきの島にありて、このくにに度らまくほりすれども、度らむよしなかりしかば、 ...
響きいづ、響きいづ、最終いやはてたま梵鐘ぼんしよう
邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
汝は汝の目をあきらかにし鋭くせざるをえざるほど、終極いやはての救ひに近づけり 一二四—一二六
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
欺かえてみ伏せる時に、吾その上を蹈みて讀み度り來て、今つちに下りむとする時に、吾、いましは我に欺かえつと言ひをはれば、すなはち最端いやはてに伏せる鰐、あれを捕へて、悉に我が衣服きものを剥ぎき。
此少年は今度は其日の線を見凝みつめ乍ら、先から先へ連なる不安と、其不安の究極いやはてにある暗く輝かしいものを、涙を溜めて思ひ続けた。
父の死 (新字旧仮名) / 久米正雄(著)