“さいご”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
最期55.0%
最後44.5%
最后0.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
(おそらくはのたれじにという終りを告げるのだろう。)そのあわれな最期さいごを今から予想して、この洋杖が傘入の中に立っているとする。
彼岸過迄 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
そらこが狼火のろし……そして最後さいご武運ぶうんいよいよきてのあの落城らくじょう……四百年後ねんご今日こんにちおもしてみるだけでも滅入めいるようにかんじます。
騎兵はだんだん橋を渡り、最后さいごの一人がぽろっと光って、それからみんな見えなくなりました。と思うと、またこっちのたもとから一人がだくでかけて行きました。わたくしたちはだまってそれを見送みおくりました。
イギリス海岸 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)