“マサ”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:まさ
語句割合
21.4%
14.3%
14.3%
14.3%
14.3%
7.1%
7.1%
7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
山の端も、雲も何もない方に、目を凝して、何時までも端坐して居た。郎女の心は、其時から愈々澄んだ。併し、極めて寂しくなりマサつて行くばかりである。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
マサニ一挙ノ義兵ヲ起サントス
私本太平記:08 新田帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
汝ノ命根マサニ十余歳ナルベシ
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
汝及び衆生マサに心を專らにし、念を一處に繋けて、西方を想ふべし。云はく、何が想をなすや。凡想をなすとは、一切の衆生、生盲に非るよりは、目有る徒、皆日沒を見よ。
山越しの弥陀 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
那時ソノトキマサニ志ヲ表サン
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ミコトノリシテ夏侯淵ニコレヲ知ラシム。オヨソ将タルモノハ、マサニ剛柔ヲ以テ相済アイスクウベク、イタズラニソノ勇ヲノミタノムベカラズ。
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
亀卜・鹿卜では、灼き出されてひび入つた町形マチカタの事だ。町形を請ひ出す手順として、中臣太詔詞を唱へて祓へ浄める。其に連れて卜象もマサしく顕れて来る。
かへり来て、町のよすぎのひそかなるを マサ目に見つゝ 堪へむ心なり
鵠が音:01 鵠が音 (新字旧仮名) / 折口春洋(著)