“ホウ”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:ほう
語句割合
20.0%
20.0%
20.0%
草削20.0%
20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
上手な人はてのひらの中に一枚不用な牌をひそませて置き、ホウの方へ手を出すときに、それを捨て、河の中に捨てられてある牌とか
麻雀インチキ物語 (新字新仮名) / 海野十三(著)
そして上家シャンチャの捨て牌をとって来て自分のパイ二枚と共に曝すわけだが、このとき上家シャンチャの捨て牌をとらずして、既にホウに前から捨てられてある牌をとって順子ジュンツをつくる。
麻雀インチキ物語 (新字新仮名) / 海野十三(著)
マガレルハ牛ノカシラトシ、ソウナルハ牛ノ脚トシ、横ナルハ牛ノクビトシ、転ズルハ牛ノ背トシ、ホウナルハ牛ノ腹トシ、立テルハ牛ノツノトシ、オウ(胸ノ綱)シュウ(尾ノ綱)備ワリ、軸、双、エン(ながえ)ヲ仰グ。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
一人の少女が若い女性へとその蕾の勢でホウをやぶってゆく生活の記録のうちに、もう日本にも新鮮な小さい婦人たち——little women がのびつつあることを、ひしひしと感じさせる。
こゝから草削ホウをかついで行って
春と修羅 第三集 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
支那の伝説にホウといふ妖鳥がある。この妖鳥は雌のみで、雄がないと伝へられてゐる。生来多淫で衆鳥と交ることを求めるので、鴇のむ山には他に鳥影がないといふ。
盗まれた手紙の話 (新字旧仮名) / 坂口安吾(著)