“鎮定”の読み方と例文
読み方割合
ちんてい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おくり号して聖武天皇という。武は内乱の鎮定ちんていであるが、聖は神武の聖徳をつぎ、それにも劣らぬ天下興隆の英主としての聖の字であった。
道鏡 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)
欧羅巴ヨーロッパの通商をさまたげ、かつその平穏へいおんみだせし希臘ギリシア国の戦争をたいらげんがため、耶蘇教の諸大国、魯西亜ロシア国とともにこれを和解、鎮定ちんていせり。
内乱状態が間もなく鎮定ちんていされるにせよ、ながくつづくにせよ、また、いずれの派閥はばつによって勝利がめられるにせよ、政治の全権が軍の手ににぎられる以上、こうした種類の青年指導機関が
次郎物語:05 第五部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)