“ちんてい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
鎮定42.9%
椿庭28.6%
椿町14.3%
陳程14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
欧羅巴ヨーロッパの通商をさまたげ、かつその平穏へいおんみだせし希臘ギリシア国の戦争をたいらげんがため、耶蘇教の諸大国、魯西亜ロシア国とともにこれを和解、鎮定ちんていせり。
わたくしは此にしばらく当時の所謂「蘭門の五哲」を挙げる。即ち渋江抽斎、森枳園、岡西玄亭、清川玄道、山田椿庭ちんていである。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
曾能子刀自のことに従へば、奈古屋にやどつた此夜、妓を畏れて遁れ避けたものは、渋江抽斎、山田椿町ちんてい、須川隆白の三人であつた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
蘭軒の門人等が「蘭軒医話」を著録したのは此ころの事であつたらしい。此書は其筆授者に従つて異同がある。山田椿町ちんていの校本には「附録一巻」があつて、此二月十四日の識語がある。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
これは某国の権益けんえきの中に含められているという話だが、今は土地の顔役である陳程ちんていという男が管理にあたっているそうだ。
鬼仏洞事件 (新字新仮名) / 海野十三(著)
わしは、この鬼仏洞の長老で、陳程ちんていという者だ。
鬼仏洞事件 (新字新仮名) / 海野十三(著)