“椿町”の読み方と例文
読み方割合
ちんてい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
曾能子刀自のことに従へば、奈古屋にやどつた此夜、妓を畏れて遁れ避けたものは、渋江抽斎、山田椿町ちんてい、須川隆白の三人であつた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
蘭軒の門人等が「蘭軒医話」を著録したのは此ころの事であつたらしい。此書は其筆授者に従つて異同がある。山田椿町ちんていの校本には「附録一巻」があつて、此二月十四日の識語がある。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
九月二十七日に蘭軒の門人山田椿町ちんていが蘭軒医話を繕写してこれに序した。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)